案外忘れがちですが、自動車も相続の対象となりますのでお亡くなりになった方名義の自動車（二輪車や原動機付自転車も含みます）があれば、相続による名義変更手続が必要です。
引き継いで乗られる方がおらず廃車にする場合、売却や譲渡をする場合も名義変更してからでないと出来ません。

①　被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
②　相続人全員の戸籍謄本
③　相続人全員の印鑑証明書
　   （発行から3ヶ月以内のもの）
④　遺産分割協議書
⑤　新所有者の住民票
⑥　自動車検査証（車検証）
　　（有効期限が切れていないもの）
⑦　自動車保管場所証明書（車庫証明）　
　　（発行から４０日以内のもの）
⑧　申請書
⑨　手数料納付書
⑩　自動車税申告書

※⑧～⑩については、名義変更の申請日に陸運支局で入手のうえ記載出来ます。

相続人が多い場合や、相続人の中に本籍地が何度も変わっている方がいる場合は、それぞれの役所ごとに戸籍を請求しなければなりません。
　また、ご自身で遺産分割協議書を作成しても、そもそも戸籍の読み違いで協議の当事者が不足していたり、記載内容が陸運局の求める形になっていなかったりすると何度もやり直しを求められることになります。書類さえ揃えれば手続は簡単だと思っていたのに、結局大変な手間と労力を費やしたという事態が十分に起こり得ます。