不動産（土地、建物、マンションなど）を所有されていた方が亡くなった場合、不動産の所在地を管轄する法務局（登記所）に相続登記を申請しなければなりません。相続登記とは、亡くなった方が所有していた不動産の名義を相続人に変更する手続きのことです。

また、相続不動産の中に農地や山林が含まれてい
る場合には相続登記以外にも市町村に農地や山林
を相続したことの届出が必要になります。

相続登記は、相続税の申告のように、亡くなってから○ヶ月以内にしなければいけないという期限はありません。
しかし、相続が開始してから時間が経つと、相続人の人数が増え遺産分割協議の成立が困難になったり、登記に必要な書類が入手不能になったりと不都合が生じることがあります。
　また相続登記をしていないと不動産を売却したりすることも出来ませんので、相続登記はできるだけ早めにすることをお勧めしています。

相続登記をするには、多くの書類が必要になりますが、遺言書がある場合と遺言書がない場合で必要な書類が変わってきます。